肝臓について。

こんにちは。

赤羽太陽堂整体院の木村です。

今回のテーマは「肝臓について」です。

 

さて、皆さんは「肝臓」についてどのような認識をお持ちでしょうか?

「お酒を飲みすぎると良くない」「休肝日を設けている」「γーGTPが高くなっている」

「牛や鳥のレバーは美味しい」・・・など肝臓に対して色んな捉え方をされていると思います。

 

肝臓は、人体の中で最も大きくて重い臓器であり、成人で1,2キロ~1,5キロぐらいの重さがあると言われています。横隔膜に密着するように存在しています。

肝臓が赤い色をしているのは、それだけ沢山の血液が集まるところだからです。

肝臓はその働きにより「生命の化学工場」と言われたりもします。

その働きは主に4つあります。

①代謝

食べたものは胃や腸を通過して消化され、栄養を体内に吸収します。吸収された栄養は血液と共に肝臓に運ばれます。その段階の栄養素はそのままでは利用できない為、肝臓で分解・再合成されて作り替えられます。このような働きを肝臓の代謝と言います。この働きで、人が生きていく上で必要なエネルギー源を産出しています。

②貯蔵

ミネラルやビタミンなどの微量栄養素やグリコーゲンは肝臓に貯蔵され、必要な時に送り出されます。

③解毒

アルコールや薬、食品添加物などを摂取することによって発生する有毒物質は肝臓の酵素によって無毒化されます。さらに、細菌などの異臭も肝臓で処理されます。肝臓の機能が低下すれば、血液は汚れて、腸内が腐敗して、免疫力の低下を引き起こします。人があらゆる環境で元気でいられるのは肝臓が知らず知らずのうちに対応してくれているおかげです。

④胆汁の生成

胆のうから分泌される胆汁は肝臓で生成され、脂肪分を乳化して消化吸収しやすくしてくれます。

 

その他に、肝臓の特徴として、「血液量の調整」があげられます。肝臓には全身の13%もの血液が貯蔵されていて、血液量や濃度を調整しています。そして、血液を介して栄養分を運んでいます。

 

以上のように肝臓では生きていく上で欠かすことのできない働きが行われています。しかし、他の臓器と違って肝臓の働きは多くて複雑なため、そのありがたみが分かりずらいということがあります。

病気ではないけど、もしかしたら調子が悪いかもしれないと何となく気付いた段階からでも、肝臓の事を良く知り、未病の段階で生活習慣と環境の見直しをして、肝臓を身体を労わって養生していくことが大切になってきます。

 

今回は「肝臓について」ということで書いていきました。

身体や健康について深く知ることで、自分の身体を健康に保つための方法や選択も変わってきますので、「知る」ということはとても大事なことであります。

 

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