こんにちは。
赤羽太陽堂整体院の木村です。
今回は「東洋医学のツボは筋肉・筋膜治療的にも重要」についてです。
東洋医学には、経絡と経穴があります。
「経絡」とは、生命活動を維持するために必要な、気や血が流れるエネルギーのラインです。
経絡は全身縦横に張り巡らされていて、これによって、身体の隅々まで気や血(エネルギー)を送ることができます。身体の深い部分の臓腑から、体表部分の皮膚や筋肉に繋がっていて、経絡という通り道によって気や血が身体の隅々まで巡ることによって、生体機能のバランスを調整して正常に保てるようにしてくれています。
「経穴」は俗に言う「ツボ」と言われるものです。
経穴は、経絡上にある反応点です。
心や内臓、骨格筋などの状態に異常があれば、経絡上にある「ツボ」に反応が現れます。
ツボに異常な反応が現れることで、経絡のエネルギーの流れは阻害され、身体全体のエネルギーの流れが滞って、身体の不調の原因になります。
筋肉、筋膜の治療では、ツボと言われる場所を刺激して、エネルギー流れを正常に戻してバランスを整えるという側面があります。
ツボと筋肉には関連性があり、以下のような場所にあったりします。
・筋肉と骨の付着部
・複数の筋肉が重なる部分
・不調の反応が出やすい部分(トリガーポイント)
※トリガーポイントとは、「痛みの原因部位そのもの」「痛覚過敏部位」のことで、筋肉、筋膜、靭帯、腱などの軟部組織の異常が原因で痛みが現れているもの、筋肉のコリが原因である部分に痛みを引き起こしているもの(関連痛)であると言われています。
・筋膜が繋がる部分
です。
筋肉や筋膜を押して、効く感じがする部分、普段感じている症状が再現される、他の部分よりも明らかに痛みの感じ方が違うと感じる部分は、だいたい、経穴(ツボ)だったりします。
東洋医学の経絡、経穴の治療は、反応点であるツボを刺激して、エネルギーの流れを正常に戻して身体のバランスを整えていくというのが主な治療の考え方ですが、
筋肉、筋膜の治療も、筋肉や筋膜(ツボ)を刺激して、エネルギーの流れ(血や気の流れ)を正常の戻して、バランスを整えるという点では、考え方として共通している部分があります。
筋肉、筋膜の治療と聞くと西洋医学的なイメージがしますが、わりと東洋医学的であったりします。
東洋医学は、病原に対して、直接薬などを処方する現代医学とは異なる考え方ですが、「ツボ」の場所が筋膜が固まりやすい場所にあったりすることを考えると、「東洋医学」と、筋肉などの解剖学を扱う「西洋医学」に、共通する点が多く見られます。
筋肉や筋膜が固まってくると、血流やリンパの流れが悪くなり、痛みや身体の不調の原因になったりします。
筋肉や筋膜を刺激して治療すると、結果的に「ツボ」という部分を刺激していることになり、「ツボ」を刺激して現れる治療効果としても、筋肉や筋膜の固さが取れて柔軟になることで、身体のバランスが整って筋肉の動きが良くなり、そのことで血液やリンパの流れも正常になり、生体機能が正常になっていくということになります。
今回は「東洋医学のツボは筋肉・筋膜治療的にも重要」ということで書いていきまして。最後までお読みいただきありがとうございました。
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